ポッキーなど20品目、計約600万個が自主回収されたと発表されました。
原因・回収方法・対象商品の確認ポイントを整理し、
対象品を手元に持つ方が慌てず対応できるよう解説します。
🔸自主回収となった背景と対象商品の概要🔸
なぜ自主回収に至ったのか
製造・販売元の 江崎グリコ株式会社 が発表した内容によると、
ポッキー製品など20品目・合計約600万個が
「本来の風味と異なる商品」が流通していたという理由で自主回収となりました。
原因は、カカオ豆を貯蔵していた物流倉庫が改修工事中に、
香辛料と同一スペースに保管されてしまったことで“香辛料の香りがカカオ豆に移った”可能性があるというものです。
安全性については「そのままお召し上がりいただいても問題ない」とされています。
対象商品と対象条件のチェックポイント
対象商品には「ポッキーチョコレート」「ポッキー〈極細〉」「冬のくちどけポッキー」などが含まれ、
賞味期限や製造ロット(例:2026年5~8月・9月で記号が“SS”で始まる等)等、
条件が細かく定められています。
販売チャネルは全国のスーパー・コンビニ・ドラッグストア・通販サイトなどで、
該当商品を手元にお持ちの場合はまず「対象かどうか」を確認することが重要です。
🔸回収の手続きと消費者の対応🔸
回収の申し込みと返金の流れ
回収方法として、インターネットでの受付フォームから必要事項を入力し、
その後宅配業者が対象商品を引き取り、
後日商品代金相当額の「QUOカード」が送付されるという手順が発表されています。
送料は消費者負担ではありません。
電話での申し込みも可能で、
フリーダイヤル0120-122-859(受付:月〜金9:00〜17:00)となっており、
12月13・14日の土日も特別受付された例があります。
手元にある商品が回収対象かどうか確認するには
以下のポイントでチェックをしましょう: –
商品名が対象リストに含まれているか
– 賞味期限・ロット番号が回収対象条件に合致しているか
– パッケージのJANコード等で識別可能か –
購入日・販売チャネルを記録しておくと問い合わせ時に有利
対象であれば、回収の申し込みを早めに行うことで、
返金手続きに進むことができます。
なお、すでに食べてしまっても、健康被害の報告はなく、
回収理由が「風味の異変」によるものなので過度に心配する必要はないとされています。
🔸回収をめぐる考察と私たち消費者の視点🔸
企業の信頼と品質管理の課題
このような大規模な自主回収は、
製造・流通過程でのサプライチェーン管理が問われるケースです。
原料保管の段階で香り移りが起きるというのは、
一見すると小さな不備のようですが、
最終製品のブランドイメージ・消費者信頼には影響を与えかねません。
対策として、
倉庫保管ルールの見直しや検査体制の強化を同社も宣言しています。
私たち消費者にできること
対象商品を持っていた場合、
迅速に対応できるよう「対象確認 → 回収申し込み」の流れを知っておくことが安心につながります。
また、味や香りに違和感を感じた際には迷わず相談先に連絡することで、
より自分の食の安全意識を高めることができます。
さらに、今回のように「安全性には問題なし」とされるケースでも、
情報の透明性・迅速な対応が信頼を維持する鍵であることを私たちは改めて確認する必要があります。
🔸まとめ🔸
今回、ポッキーなど20品目・約600万個の自主回収は、
味・香りといった“品質”の面からの対応であり、
健康被害のリスクは低いとされています。
それでも、手元に対象商品がある場合は早めに
「対象確認 → 回収申し込み」を行うことで安心につながります。
筆者コメント:
お気に入りのスナックに異変を感じたとき、
慌てず「事実を確認する」習慣が、食品選びの安心を支えます。





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